最近は年内新作を出すべく新曲をどんどん作ってる
ワイドショーパーソナリティーズの藤原です。
今回は作詞についてのお話です。
私は何年も作曲活動をしていますが歌詞については
あまり深く考えて作った事は、恥ずかしながらあまりないのです。
と申しますのも私の音楽仲間の環境、特に”同じ釜の飯を食った”
でおなじみの秋田の連中などとつるんでおりましたので
「歌詞はてきとう」「歌詞についてはあまり考えてない」という
のが”かっこいい”、”クールである”という風潮が強くあったため、
私もご多分に漏れず歌詞は適当の伝統を守っていました。

 

(そんな事言ってる割に奴らは結構おもしろい歌詞を書く)
また我々の年代はぎりぎり最後の洋楽世代という事を自負して
おり、そもそも日本のアーティストをあまり聞かなかったという
のもこのような歌詞軽視に繋がったのではないかとも予測できます。
また90年代後半のサニーデイ・サービスやハッピーズなどの
ジャパニーズ・フォーク・ロックリバイバルやデキシード
ザエモンズやルルーズマーブルなどネオGSのヒット、
くるりなど文学的な歌詞が高い評価を受けているバンドが
多く出て来た頃にバンドを始めており、
歌詞を頑張るバンドはブームに乗っかろうとしてる
2番煎じ野郎の烙印を押される暗黒時代だった事、
転校生やカモレのようなすばらしい日本語ロックバンド
が周りにいたので勝負を避けるというのも”歌詞を頑張れない藤原”
の原因の一つと考えられます。
しかし昨今の日本のアーティストの歌詞はメロを崩すことなく
現代語を使ってみたり、固有名詞をちりばめてみたり、
かと思うと硬い文語調の言葉を使ったりなどし、
かと言って言葉の意味がめちゃくちゃになる事もなく、
日本語ロックは日々急速に進化してるではありませんか。
私も中村一義よろしく「伝統NO」というわけで歌詞について
これからは深く学び自身を見直していきたい、
よい曲が書けるようになり集客を増やしたい、
曲が評価を受ける事によって私自身モテたい、
と思い、ブログに「藤原歌詞考察」というカテゴリーを作り
感じた事や考えた事をわざわざ発表していきたいと思っています。
読んだ方は次の新作、新曲の歌詞をより楽しめる
ようになってますのでぜひお付き合いください。
そもそも私が最近、歌詞をちゃんと考えようと思った切っ掛けは
マキタスポーツが書いた「すべてのJ-POPはパクリである (~現代ポップス論考)
を読んだ事です。この本は作曲方法のパクリのみならず、
ここ20年間でヒットした曲の歌詞で良く出てくる言葉を
ピックアップしたり、歌詞の傾向を分析したりと、
J-popの歌詞にもスポットを当てた
とても興味深い内容でした。
ちなみに良く出てくる歌詞を一部抜粋しますと
”翼、扉、奇跡、桜、エール、強がり、弱虫、ありがとう、大切な日々”
など、聞いただけで何曲か思い浮かびますよね。
このように過去の歌詞を分析、研究する事によって何か見えてくることも
多いのではないかと思っています。
私に限らず曲に関しては理論を学んだり、特徴を掴んでちょっと
拝借したりするのに歌詞に関しては何もしない方は、
バンドをやってる方の中にも多いのではないでしょうか?
それは自分なりに分析すると、音楽理論や楽器の演奏法などはある程度
学んだり練習しなければ、まともには発表できないのでみんな学んだり
練習したりします。しかし日本語の歌詞の場合、練習したり学ばなくても
ある程度書けてしまうというのが学ばない要因になるのではないかと思われます。
それは国語の現代文を勉強しなかった受験生時代を思い出します。
しかし受験勉強では正解をより多く出し得点をより多く取るという
目標=「ゴール」があり、まだやるべきことがはっきりしてると言えますが、
歌詞に関しましてはゴールはありません。
そこで私がやろうと思っているのは現出頻度の多い歌詞のパターンを
ピックアップして分析するという方法です。
それを実際歌詞にして曲を付けてみるというのも面白いかもしれません。
新シリーズはなるべく頻繁に更新しますので是非注目して下さい。
そんなワイドショーパーソナリティーズですが、
4月5日土曜日に高円寺クラブライナーに出演いたします。
共演はスケルトンズ、テルスターの千葉さん率いる
新バンド(ズ)←*カッコツケテルズと読みます。
ドラムはテルスターの山田さん、ベースは
スケルトンズのクーニーと最強の布陣です。
また久々の対バン、元ペンパルズのHasta La Vista Babies。
15年位前に藤原が前にやっていたバンドで対バンした事
がある FARMSTAY。
楽しいイベントになること間違い無しです。みなさん是非是非遊びに来てください。
WINDOM vol.91
共演:(ズ)/ Hasta La Vista Babies / FARMSTAY / …and more!!
Open18:00/Start18:30
前売り¥2,000-/当日¥2,500-(ドリンク別)
http://wspts.com/